こんにちは、薬剤師採用担当の山下です。「育休をとったらどんな生活になるのだろう?」と疑問を持っている方も多いと思うので、今回は私の経験を紹介します。お子さんによってだいぶ違ってくるとは思いますが、育休に興味がある方の参考になればいいなと思います。

育休を取ると決めた理由

きっかけは同期の男性数人が育休をとっていて、社内で話題になっていたことです。それを知る先輩も「子供ができたら育休取れば?」と言ってくれていました。そういう話を普段から何気なくしていたので、子供ができたら育休取ろうかなと漠然と思っていました。妻からの嬉しい報告があった時に父親として家族の為に何をしてあげるのが一番いいかな、と思ったときに「やっぱり育休取ろう」と思いました。


そこで上司に相談です。「育児休業は労働者の権利であり、会社は断ることはできない」というのが法律で定められていますが、自分の都合で仕事に穴を開けるわけじゃないですか。それは当然メンバーが欠ける分の調整をする上司や、穴埋めをする同僚の仕事が増えることに繋がるので、早い段階で上司に相談しました。


さすがの私もちょっとドキドキしましたが、二つ返事で「もちろん、大丈夫だよ!」と言ってもらえました。また、どれくらいの期間が良いのかを確認したところ「山下くんが決めることだから、奥さんと話し合って、決まったら教えて」と言ってもらえてホッとしたのを覚えています。法律上は当たり前のことですが、まだまだ日本の中では理解が低い場合も多いと聞いていたので、改めて良い環境にいるんだなと実感できました。結局、妻と話し合って生後9か月からの2か月間、育児休業を取得することにしました。

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1日のタイムスケジュール

7:30 息子が空腹で泣いて起きる
8:00 起床、朝食準備など朝の諸々。離乳食は妻担当、大人ご飯は私の担当
8:30 朝食
9:00 散歩。30分歩く。電車、踏み切りを見るが好き
10:00 家事をやったり、それぞれの時間を過ごしたり、会社のイーラーニングで自己研鑽したり、PCで色々調べ物など
10:30 これぐらいで空腹を訴えてくるので授乳
12:00 昼食。担当は同じく、離乳食は妻、大人は私。息子はこの時間はお昼寝している事が多い
13:30 お出かけ前に授乳
14:00 車で近くの大型商業施設へ買い出しなど
16:00 帰宅後買ったものをしまったり色々細々と
17:00 散歩。30分歩く。少し早めの時間に行って商店街で買い物をすることも
18:30 夕食。息子は泣いている事が多いので、料理していないほうが遊ぶ
20:00 息子のお風呂。妻が息子のお風呂、寝かしつけを担当。その間に私が洗い物、部屋の片付け
21:00 子供が就寝後、ドラマを見たり、次の日の用意をしたり。
24:00 大人就寝。夜中も2時間おきくらいで起きます。妻が眠たいときは、翌朝長めに就寝することも


取得当時のことなのでうろ覚えですが、ざっくりこんな感じでしょうか。後は隙間の時間に細かな「名前のない家事」をやったり遊んだり色々です。コロナ禍で子供と一緒に旅行などもいけず、ほぼこんな感じで毎日を過ごしていました。

お世話

生まれたての頃、お世話のメインは授乳とおむつ替え。この2つに尽きますね。当然赤ちゃんはしゃべれないので「お腹すいた!」「オムツ変えて!」この辺は泣くことで意思を表現します。生後9か月ごろからはプラスでハイハイして危ない所に行っちゃったり、離乳食も増えてくるのでそれまでより格段に忙しくなりましたね。「生後9か月ごろから大変やで!」と同期から聞いていたので、この時期から育休をとりました。これに関しては夫婦でもこの時期でほんとに良かった!となってましたね。生まれたばかりのころだけ育休を取った男性は、子供もほとんど寝てて動き回らないし、育児って楽だなと思ってしまうそうです笑

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人形で練習中


育休中は家事と子育てを二人で分担しているおかげか、夫婦それぞれがやりたいことをできていた気がします。妻は突然パン作りに挑戦していましたし、私は空き時間、無駄に10km程度ランニングしていました。今回の育休は2か月で十分かなと思いましたが想像以上にすごく良い期間になったので、次のチャンスがあればもっと長期で取ろうかなと企んでいます。

お陰様で息子は順調に成長しているようです。今では走り回りますし、トマト食べたい!やパズルがうまくできたからよしよししろ!など言葉や動きでいろいろと要求してきます。

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最後に

男性が育休をとって得られるメリットでよく目にするのは

・毎日子供に接することで成長の瞬間を見ることができる
・子育てで心身ともに大変なママのケアができる
・家族の絆が深まる


などなどあります。


しかし、こういったメリットを得るためだけでなく男性も女性も当たり前のように育児に力を入れられる社会にしなければいけないと思います。職場でも男性で育休を取得した人はどんどん増えています。将来ママパパになるかもしれないあなた、育休について考えてみませんか?


もちろん人によって色々あると思うんですよね。会社がめちゃくちゃ取りづらい雰囲気だったり、金銭的に厳しかったり、周囲の理解が得られなかったり。正直私はすごくラッキーな環境だったと思います。でも、世の中の流れは確実に変わりつつあると思うんですよ。男ももっと子育てに参画しろ!というようなものがSNSでバズっているのをよく目にするようになりました。


なので「私の場合はこうでしたよ」というのを書くことによって、迷っている誰かの背中をちょっとでも押すきっかけになったらいいな、と思います。