ウエルシアのオリジナルブランド「からだWelcia・くらしWelcia」。
それぞれ、からだWelciaはブルー、くらしWelciaはグレーのブランドカラーがあり、このブランドカラーを基調に、それぞれの商品パッケージをデザインしています。
からだWelciaのブルーは、ウエルシアのコーポレートカラーを引き継ぎ、信頼感や安心感を抱かせるブルーを使用しており、くらしWelciaのグレーは、真面目で品があり、かつお客様の生活空間の中でも馴染みやすいグレーを使用しています。
今回は、くらしWelcia「箱なしエコティッシュのレギュラー/大容量」の色校正の現場に密着します。
STEP01 パッケージの色を決める
商品名はくらしWelciaのグレーに、下部デザインはイメージ通りの色に調節していきます。
商品名は、くらしWelciaのグレーのカラーチップに色を合わせていきます。
すでに発売されている「バラの香りが華やかなトイレットペーパー」も参考として一緒に確認していきます。
STEP02 ターゲットカラーと比較する
早速、印刷工場から印刷したてのほやほやパッケージを並べて、商品名の色を確認します。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、この段階で、「箱なしエコティッシュの大容量」の商品名の色が、くらしWelciaのグレーと同じ色になりました!下部デザインもイメージしていた通りの色です。
STEP03 色味を調整する
ホッとしたのもつかの間、「箱なしエコティッシュのレギュラー」の色校正を再開します。
先程印刷していただいた、写真下段、中央のものを基準に進めていきます。
課題は、
・商品名の色を薄くする
・下部デザインの黄みをなくす
・青みを薄くする
ことです。
ここからが難しいところ。印刷会社様と相談しながら進めます。
印刷会社様コメント
商品名の色を薄く調節するためには、
1. 白色を加える
2. インクを希釈する
の2つの方法が考えられます。
くらしWelciaのグレーは非常に繊細で、これ以上インクの配合を変えてしまうと、色がガラッと変わってしまう可能性があるので、1の方法はおすすめしません。2をやってみるのが良いかと思います。
そして1時間後…
こちらも写真では伝わりにくいのですが、
インクを希釈して色を調節したパッケージを確認すると、くらしWelciaのグレーのカラーに限りなく近い色になりました!
印刷会社様コメント
少しだけ色が薄くなりすぎてしまったので、印刷機の刃の当たり方や気候を見ながら色の最終調整をします。
完成!
そして、ウエルシアと印刷会社様のこだわりが詰まったパッケージがこちらです。
所要時間約7時間。
商品名の色はくらしWelciaのグレーに、下部デザインはイメージしていた色そのものになりました。
完成したフィルムにサインをして、責了です。
こうしてようやく、パッケージの生産に取り掛かります。
パッケージの色にまでこだわったこちらの商品。ポイッと外装を捨ててしまう前に、少し、パッケージを眺めて、想いを馳せていただけたらうれしいです。